825 :2009/03/29(日) 21:17:360
ウトは貧しい家の出で、中卒で働き家族に送金し、
トメは貧しいながらも子育てをし、夫を支えてきた。
小さいながらも会社を立ち上げ、堅実に経営をしてきた。
その働きづめの人生で、突然はっちゃけてしまったウトは50にして28歳のホステスに入れ上げた。
ちなみに義姉は当時30歳。

ホステスさんも結構かわいそうな身の上で、ウトにべったり寄りかかり、
ウトもかわいそうな子なんだ、とべったり寄りかかられていた。

子供の頃から親に虐待されていて施設育ち、
今でも背中に大きな痕が残ってるとかなんとかで、「見たんかい!」と…

ウトは財産のほとんどをトメに渡し、愛人と出て行った。
土地建物は処分して、超良トメは私たち夫婦と同居。

義姉は婚家で
「婬乱の血が流れている」といびられ、
義姉夫が奮起して転職し、今は遠方で暮らしている。

カウンセリングなどを受けながら、
傷を癒していき段々と元気が出てきたトメにロミオ手紙。

「俺は何を勘違いしてきたんだろう。
何を間違えたのだろう。
俺の人生にはお前が一番必要だった事をなぜ忘れたのだろう。
辛い時も苦しい時も、お前が居てくれたからこそ頑張れた。
娘も息子も、お前が居てくれたからこそ育てる事が出来た。
仕事も、お前が家で笑っていてくれるからこそ会社を大きくする事が出来た。
くじけそうな時、お前が俺を笑顔で励ましてくれたからこそ立ち直れた。
あの時、小さな手が4つ、優しい手が2つ、俺を支えて来てくれていた。
だけどもうあの時の事はまぼろしのようだ。
何とバカだったのかと何度自分を責めたか分からない。
ホステス子はおにぎりを手で握っていた。
お前は型で作っていた。
それをホステス子の愛情なのだと勘違いをしてしまったんだ。