928: プリンはのみものです。 2008/03/03(月) 22:57:17 ID:e16DaDnE0


俺A男 24
会社の後輩B子 22
後輩の彼氏C男 22
A子は 可愛くて世間知らずっぽい純真なイメージ。癒し系タイプ

ある日の昼休みの話。
B子「Aさん、いつも仕事教えて頂いたりフォローしてもらってるお礼に食事をご馳走させてくれませんか?」
俺 「えっ、いいよ。当たり前のことしてるだけだし気にしなくて」
B子「いや・・、美味しそうなカレーのお店見つけたんですけど一人では入りにくくて。それに前に本格的なインドカレー
   好きって言ってたのを思い出して・・・」
俺 「うん、好き。 ・・じゃあ俺が奢るからその店教えてよ」

そういう流れでその日2人でご飯食べに行くことに。
会社の話、テレビの話、趣味の話などいろいろな話をして結構盛り上がる。
B子「・・Aさん、彼女と別れたんですか?先日○○さんと話してるのがチラッと聞こえたんですけど」
俺 「う、うん。でももうだいぶん経つよ」
B子「・・・あの・・・今まで彼女さんがいると思ってたんで誘えなかったんですが、今度遊びに行きませんか?」
正直すごいドキドキ。 だけど同僚(男)の間で彼氏がいるって噂だったので
俺 「あぁ・・。でもBさん彼氏がいるんじゃないの?」
B子「えっ?誰が言ったんですか?」 ものすごく驚くB子。
俺 「いや、会社の誰かから聞いたと思うけど・・・・」
B子「そうですか・・・。 でももう別れようと思っていたところなんです」
俺 「うーん食事位はいいかなと思ったけど、どっかに遊びに行ったら彼氏も良い気しないと思うから・・・」
ここで彼女は無言に。

929: プリンはのみものです。 2008/03/03(月) 23:01:57 ID:e16DaDnE0
 (続き)
かなり長い沈黙の後
B子「・・・だったら相談に乗ってください。彼氏がDV男なんです。」
俺 「えーーー!!!マジで?いやゴメン、そういう人が周りにいなかったから」
B子みたいな子がDVの被害者という意外忄生ですごく驚いた。
B子「気に入らないことがあると暴力振るわれたり暴言はかれたり・・・。
   衣服で隠れる場所を殴られて普通にはわからないんですけど、アザとか出来たりして・・」
俺 「大丈夫なの?そんな男早く別れなきゃ。」
B子「別れるといっても聞いてくれなくてまた殴られるし。Aさん優しそうなのでつい現実逃避したくて
   デートに誘ってしまって・・・。節操のない女忄生と思いましたよね?ごめんなさい」
俺  「とにかく別れないと駄目だよ。話し合いなんて無理だから一方的に別れなよ。
   共通の友達とか相談して協力してもらえないの?」
B子「みんな知らないから友達に迷惑かけたくなくて・・、でも頑張って別れます」
俺 「絶対それがいいよ。なんかあったらすぐ相談して。出来ることは何でも協力するから」

931: プリンはのみものです。 2008/03/03(月) 23:08:57 ID:e16DaDnE0
 (続き)
そういって駅で別れる。 だけど家に帰ってからもB子のことが気になって気になって仕方ない。
翌日は土曜だったから会えなくて余計気になった。
月曜日にB子が無事にくるか気になったけど、出社していてホッとする俺。
顔を合わせたB子は小さな声で「先日は変な話してすみません。大丈夫ですから」と弱々しい笑顔。
こんな悩みのなさそうな子がDV受けてる衝撃と、同情とか色々な感情が押し寄せて
すごく守ってあげなきゃという気持ちになる俺。

そして数日後、話があるということで帰りにお茶することに。
そこで彼と何とか別れたられたことを聞かされ安堵。
B子「実は来週の土曜は私の誕生日なんです。本当は元彼と過ごさなきゃならないんだなって暗い気持ちだったんですが
   Aさんに励まされて勇気が出て・・・る やっぱり誕生日は好きな人と過ごしたいんでAさん一緒に過ごしてもらえますか?」
その頃にはすっかりB子のことが気になって頭から離れなくなっていた俺は恋愛感情か同情わからなくなっていた。
でも、その場で付き合うことになった。

932: プリンはのみものです。 2008/03/03(月) 23:10:34 ID:Vse+pD1p0
わかってるけど敢えて聞く。
A子どこいったwww

933: プリンはのみものです。 2008/03/03(月) 23:12:26 ID:e16DaDnE0
>>932
ごめん、間違え!

○ B子は 可愛くて世間知らずっぽい純真なイメージ。癒し系タイプ
A子は存在しません。


935: プリンはのみものです。 2008/03/03(月) 23:13:50 ID:e16DaDnE0
 (続き)
その日は夕食を一緒に食べ、土日は映画行ったり買い物したり普通のデート。
翌週の土曜は誕生日の日は彼女が手作りの料理を作りたいとのことで彼女の部屋に行くことになった。
俺はケーキとちょっとしたプレゼントを用意して駅まで迎えにきた彼女と一緒に部屋に。
部屋に入るとすぐに彼女が抱きついてきたので俺も初めて彼女を抱きしめて初キス。
その後は彼女の手料理を食べたりシャンパンをあけたり楽しい時間を過ごしていた。

20時過ぎくらい、突然チャイムの音。

B子を見たら彼女は「こんな時間に心当たりないから出ない」と言う。
何度もなり続くチャイム。
続いてノックの音と「B子ちゃーん、俺だよ俺」と言う男の声。
みるみるこわばるB子の顔。
俺 「ちゃんと出たほうがいいよ。俺が話するから心配しないで」と玄関に行こうとするが必タヒで止めるB子。
B子「私が話するからAさんは絶対に来ないで」
立ち上がった俺を無理やり座らせて玄関に行くB子。

940: プリンはのみものです。 2008/03/03(月) 23:21:20 ID:e16DaDnE0
 (続き)
B子の部屋はドアを開けると同時に
C男「お誕生日おめでとう!近くまで着たら電気点いてたから」と能天気な声。
B子はしばらく何か話していたようだけど小さい声で聞こえない。
急にC男が俺のいた居間に飛び込んできた。
DV男と言うので勝手にイメージしていた姿とは違い、まじめで気弱そうな感じ。
大変な場面なのに、(でもこういう普段DVしそうにない男が暴力振るうんだな・・・)など考えてる俺。
C男「お前誰だよ、何してるんだ」 
俺につかみかかろうとするC男を見て現実に引き戻される。
俺 「ちょっと何ですか、いきなり。あなたこそ誰ですか」
C男「俺はB子の彼氏だよ。お前ふざけんな」
 ガシャーン
襟元をつかまれ揉みあっていると、突然ガラスの割れる大きな音。
B子が二人を止めるためにグラスを床に叩き落して割ったらしい。
一瞬シーンとなり呆然とする二人。

947: プリンはのみものです。 2008/03/03(月) 23:33:22 ID:e16DaDnE0
 (続き)
B子「いい加減にしてください。これ以上騒ぐなら警察呼びますよ!」
すごく強い口調の彼女を初めて見たが、それ位必タヒなんだと思った。
C男「・・警察?」
警察と言う言葉に驚いているみたいでC男はつかんでいた手を離した。
B子「とにかく外で話をしましょう」とC男の腕をつかんで外に出ようとすB子。
意外なことに黙って従うC男。二人で玄関へ。
とにかく後を追う俺に
B子「ごめんね。二人の問題だからお願いここで待っていて、すぐ戻るから」
そう言って、追おうとする俺を玄関ドアを閉めて遮断する。
5分ほど玄関先で待っていたけど、やっぱり何かあったら大変だと思いドアの外へ。
彼女とC男はアパートの階段下でなにやら話していた。
そしてしばらく見ているとC男はアッサリ彼女から離れて帰っていく。
唖然としていたら彼女が戻ってきた。
B子「ごめんね、巻き込んでしまって。警察とかC男の親に話すって言ったら帰ってくれた」


952: プリンはのみものです。 2008/03/03(月) 23:41:59 ID:e16DaDnE0
 (続き)
その日は誕生日の続きをしたいと言ったけど、また戻ってくる可能忄生もあるし
彼女を説得して彼女の友達の家に泊まってもらうことにした。もちろん近くまで送って。

翌日の日曜は会えず、夜電話で話したが部屋にB男は来なかったとのこと。
月曜に帰りに食事していろいろ聞いたけど「警察呼ぶ」が効いたんじゃないかと言っていた。
とりあえず何かあったら絶対すぐ連絡するように言ってたけど不安だったよ。

とりあえず、修羅場は以上です。
ここで紹介されている話みたいに凄くはないけど、平々凡々に生きてきた俺にとっては
びっくりするような出来事でした。 

ただ、びっくりする後日談が。 ここで書いてもいい?それとも休憩所じゃないとだめかな。
彼女に騙されていたというレスがありましたがまぁ正解ですw

973: プリンはのみものです。 2008/03/04(火) 00:44:32 ID:YZvwz4zo0
思った以上に長くなって時間かかりそうなので書けたところまで・・・。

 (続き)
その週の木曜日、会社の帰りに後ろから声をかけられる。
振り向くとC男。 マジで頭真っ白になる。
俺 「・・・・・」
C男「こないだはすみません。ちょっと時間いいですか?」
あまりに丁重だったのでこっちも思わず「はい」と答える。
それにDVのことや彼女に付きまとわないように注意もしたかったしちょうど良い機会だと思った。

場所を駅から少し外れたファミレスに移してC男の話を聞く。店まで無言の二人。
C男「あの、本当に従兄弟なんですか?」
俺 「? ? ?」
C男「いや、Bちゃんから従兄弟って聞いたので・・・」
俺 「はっ?」
C男「・・・やっぱり違うんですね。同じ会社から出てきたんで違うかなとは思ったんですが」

974: プリンはのみものです。 2008/03/04(火) 00:48:44 ID:YZvwz4zo0
 (続き)
俺はB子が事を納めるために嘘をついていたんだと考え、話を合わせるべきなのか迷っていると、
C男「もしかして彼女を好きなんですか?」
俺 「・・・はい」
C男「だったら諦めてください。」
俺 「・・・・」
C男「お願いします。本当に好きなんです。」
俺 「じゃあ、何で好きな女忄生に暴力を振るうんですか?」
C男「えっ??」
今度はC男がきょとんとしている。
俺 「B子さんから聞いてます。気に入らないことがあると殴ったりしてること」
C男「そんな・・・、僕は彼女を殴ったこと一度もありません。怒ったことさえないですよ」
演技なのか?訳のわからない様子のC男。 
とりあえずじっくり聞いてみることにした。
C男の説明はこうだった。

976: プリンはのみものです。 2008/03/04(火) 00:50:23 ID:YZvwz4zo0
 (続き)
サークルで知り合った彼女にずっと片想いして付き合うことが出来た。
C男は彼女のわがままに振り回されながら付き合ってきたらしい。
そういうわがままな部分も含めて彼女が好きで好きで仕方ないと言う。
誕生日も用事があるからと断られたけど近くまできたとのこと。 
だけど中に見知らぬ男がいたので俺に対してカッと来たらしい。

彼女に促されて外に出たC男にB子は「こっちに遊びに来た従兄弟で後から叔母さんも来る」と言ったらしい。
釈然としないC男に、「自分も誕生日はC男と過ごしたかったけど親戚だから仕方ない」
「明日は約束通りデートしようね。だから今日は帰って」と言われ彼女を信用したC男は帰ったということ。

977: プリンはのみものです。 2008/03/04(火) 00:55:12 ID:YZvwz4zo0
 (続き)
そして部屋で揉めた翌日の日曜日。
C男と彼女は朝からデート。 
前々から誕生日にはブランドショップに一緒に行ってバッグを買ってあげる約束になっていたそう。 
俺が値段を聞いたら10万以上するバッグで驚く。
手持ちのお金で足りなくてカード払いにしたそう。
予約していた店でランチを食べ夕方には用事があるからと彼女は帰宅。
そして月曜の夜、彼女から別れ話をされたと言うことで納得できないとC男の目にはうっすら涙。
彼女の言い分は、従兄弟を彼氏と勘違いしたことで叔母から親の耳に入り色々注意された。それに私を信用せずに
疑ったことで傷ついた。色々考えたいけど別れたい。
それが彼女の別れの理由ということ。
月曜に電話切られた後と火曜も電話するが出て貰えなかったらしい。 水曜日に部屋の前まで行きずっと待ったが帰らなかったとの事。
多分、C男がいるのを見てどこかに泊まったと思われる。
そして一方的な別れ話に納得のいかないC男は会社近くで待ち伏せしていて俺を発見。

引用元:https://love6.5ch.net/test/read.cgi/ex/1202041355/



【中編】へ続く(4/12 8:16公開予定)
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